技巧派で支えた4度のリーグ優勝
9月23日札幌ドームにて北海道日本ハムファイターズの武田勝投手が記者会見を開き、現役引退を表明した。
武田投手は今年で入団11年目の技巧派の左腕投手だ。2006年の入団初年度から日本シリーズで勝利するなど、これまで4度のリーグ優勝や日本一に貢献してきた。
シダックスから27歳でプロに
武田投手は愛知県名古屋市出身の38歳。シダックスで活躍していたが、2005年の大学生・社会人ドラフトで4巡目に指名され、日本ハムに入団したのは28歳を迎える年だった。
スリークォーターから投げる球速130キロ前後の球で多くの打者を翻弄してきた。2009年からは4年連続二桁勝利を挙げ、左腕としては球団史上初の快挙を成し遂げた。
しかし、二桁勝利は2013年の開幕投手を務めた年に途切れてしまった。翌2014、2015年にはわずか3勝となり、今シーズンは1軍登板がない状態が続いていた。
それでも武田投手は吹っ切れた様子で、会見では「幸せな11年間でした」と笑顔で話した。今後については、「まずは自分を磨きたい」と述べた。また、引退セレモニーでは「笑顔で送り出して欲しい」と要望し、それまでは肩作りに励むとのことだ。
引退セレモニーは9月30日
武田投手の引退セレモニーは9月30日(金)に札幌ドームで行われる千葉ロッテマリーンズ線の終了後だ。
(画像はプレスリリースより)

北海道日本ハムファイターズ
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